ユダヤ式記憶術　レビュー

すぐに思い出せることも記憶力にとって重要な要素になります。
一度覚えたことを、すぐに思い出せる場合、周辺の知識や事柄から紐付けして辿ることで可能になります。

これは丸暗記など詰め込んだだけでは難しくなります。それぞれの知識同士の関連付けがなく理屈化されていないので、周辺の知識を辿るということもできないからです。

ユダヤ式記憶術は、理屈付けをして覚えていくので、思い出すことも容易にできるようになります。そのために独自の体系図式を使って、思い出す能力の強化を図っていきます。こうすることで、知識同士の連関性がより強固なものとなり、結果として知識同士の繋がりは多様になるので、より簡単に思い出せるようになるわけです。

またこうすることで、知識の抜け漏れということも減っていきます。繋がりがより多様になっていけば、ある知識と繋がりのある周辺の知識も増えていきますので、当然思い出せないというリスクも低下します。
ユダヤ式記憶術の強みである長期間忘れない能力、そして知識を簡単に思い出せる能力は、大学受験や各難関試験対策として大きな武器になるでしょう。試験の基本は知識量が勝負です。論理力や思考力を問われる試験であっても、そのベースになるのは知識です。知識がなければ、こうした能力を高めることもできません。